【通い合宿を行いました!】
HPをご覧の皆さまこんにちは。結コーチです。
情勢を鑑みて、今年は通い合宿という形で合宿を行いました!
今年の合宿は企画の段階から、
「(普段やらないことに)チャレンジしてほしい」
「(特に6年生に)成長してほしい」
ということを重視して考えてきました。
子ども達は、変更・中止が度重なる日々を丸2年過ごす中で、我慢したり諦めたり妥協したりを大小無数に繰り返してきているはず。
だからこそ、どこか遠ざかってしまっている「感情を抑えこまずに『夢中』になれる瞬間」や「『怖さ』を乗り越えてやり遂げる経験」を体感してほしい……そんな想いで合宿を迎えました。
暑すぎず雨も降らず、お天気に助けられた合宿でした。
〜『夢中』になれる瞬間〜
突然ですが、お読みの皆さんは最近夢中になったこと、ありますか?
私は正直、ここ数年心から夢中になった記憶があまりありません…(笑)
(海だーー!ザブーーン!のテンポでダイブするよという方がいたら憧れます)
この後何するっけ?水道で足洗えるよな?と脳内確認し、海への飛び込みを思いとどまってしまうのです。
そんな自分と重なるのは、試合何時からだっけ?ユニに着替えてアップするよね?と遊びすぎずに準備を進める子ども達の姿です。
次に何をするか考えながら行動できるのは、お配りしている〈めざせ!ベストサポーター〉のP.36にある『論理的に考える力』が身についている証拠と言えます。
特に今回合宿に参加した4〜6年生は、低学年のうちからしっかり論理的思考を繰り返してきているからか、互いに意見を伝え合いながら行動していくことに非常に慣れていて、これが二子の当たり前になっている頼もしさを感じました。
でも一方で……楽しい!と思った場面でブレーキを踏み外せるのは、子どもの特権です。
アスレチック、水遊び……すぐに弾ける4・5年生を横目に見ながら、腰が重そうにしていた6年生。それでも一瞬ちょっと大胆になって、『夢中』になった記憶が、彼らに残っていればと願います。
イヤイヤ言いつつ落ちに行く4・5年生と、笑いつつもなかなか踏み出せない6年生
〜『怖さ』を乗り越えてやり遂げる経験〜
リスクを負わないと勝てない、のはサッカーに限らないと思います。
そんな「勝つか負けるか」の緊張感……は、これからもたくさん経験していけそうなので、今回はそれとは全く別の『怖さ』を経験してもらいました。
3日目、現地最寄駅からアスレチックまで約1kmの往復を、先導ナシで自分達で歩いてもらったのです(コーチは後ろをついて行くだけ)。
6年生へだけ事前に告知したところ、内容が十分かはさておき、皆何かしら準備をしてきていたようで、出発直前までお互いに情報交換する様子が見られました。
また4・5年生も非常に協力的で、こっちだあっちだこれで合ってる、と積極的に参加する姿勢が見られました。
看板を見ずに真逆に進み一時迷走したり、タクシーに乗れば分かるという話が出たり、スマホ使用禁止を破り私に怒られたり(※)、いくつかハプニングはありましたが…無事、往路も復路も自分達だけで歩ききりました。
※道が分からないからスマホで調べよう、という思考自体は、社会に照らすと間違いではないのですが…今回は、みんなで事前に「スマホは禁止」というルールを確認していたので、それを平気で破ったことが許せない、とその点をきっちり伝えました。
一番成長したのは、先頭を歩いた6年生でしょう。
初めて歩く場所を、頼れる人・物がない状況で、後輩達を引き連れながら歩く『怖さ』は、経験した人にしか分かりません。
内心ドキドキしながらも班員を先導したこと、ゴールが見えた時の安堵感、困った時に痛感する下準備の大事さ……表に出づらい小さな経験ではありますが、必ずこの種が芽吹く瞬間が訪れると思っています。
合ってるかなあ……あ、駅見えた!の図
6年生のみんな、たくさんのイレギュラーの中、よく頑張ってくれました!
合宿担当の皆さん、コーチの皆さん、お疲れ様でした!
2022.8.27
二子玉川SSSコーチ 武内結
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